一年の3/4が終わり、一緒に遊び、生活をしてきた仲間との関係は、気心のしれた関係に育っていくことでしょう。保育園の一番の宝物は、子どもの「群れ」がまだあるということ。何人か集まると、楽しいことも沢山ありますが、気持ちが通じなかったり、思いが違ったりでトラブルは付き物です。
 私たちは、子どもの中で時々顔を出すトラブルや困ったことに、けっこう辛抱強く付き合い、子どもたちで解決できそうなことは応援していくことを大事にしています。 こうして育った子どもたちのコミュニケーション術は、まさに気心知り合う関係を作り、自分でやれることの見通しと自信が、生活の安定感を作りだしていくでしょう。

 好きな仲間をみつけてじっくり、しっとり遊びこむこの時期を私たちは「充実期」と呼んでいます。