今年のバザールについて~余力を生み出して、充実度UP作戦~

2019/06/20 2:02 pm

第2回~3回バザールを考える会の報告と、今年のバザールについて

~余力を生み出して、充実度UP作戦~

3回の会議の末の、結論を先に記します
会議に参加してくださった方の沢山の思いに触れ、私たち和光保育園の職員が、“自分たちの大事にしたい想い”を、再確認させてもらったように思います。

それは、
・バザールを通して、普段の送り迎えだけでは出会えていない、保護者の方々の素顔と出会いたい!もっと深く交じり合いたいこと。
・保護者同士も、いつもと違う関係を楽しんで欲しい。一つのこと(同じ目標)を協働することで、味わえる、響き合いの心地よさを味わって欲しい。“やって良かったね”“楽しかったね”と言いあえるバザールにしたい。という想いです。
だから
・“やらねばならない”を解放し、今年は、今年で、やれそうな“かたち”“やってみたい”を試してみよう!という想いに至りました。
そこで、
・【職員(私たち)を含む、全体の余裕を生み出す】【保護者の“やってみたい”エネルギーに頼りたい】という想いから、

保育園からの提案として

1、職員の店を4店舗から2店舗に減らしたい。

※今のところ、園児コーナーを充実させ、子どもの居場所づくりに力をいれたいと考えています。その他は、これから考えます。

2、保護者の店も各1店舗(母1、父1)にまとめる のはどうか?

※準備や当日の店番など、自分たちでやりくりできる範囲で“やれること”を考えて欲しい。
 ※もちろん、職員も、相談しながら一緒に創っていくプロセスを共に楽しみたいと思っています。
 ※これは、あくまでも想いとしての提案です。数に拘っている訳ではありません。これくらいの覚悟を持ってということです。
 ※また、出店数を減らしたことで、面白みも薄れてしまってはやりがいを得られません。余白が生まれ、そこに流れ込む活気が、参加する一人一人の充実度もUPさせてくれるのではと考えています。

※この後は、母の会やおやじの会の役員さんに、出店内容や方向性の決定は委ねてあります。

 

第二回バザールを考える会

第一回の最後に触れた、バザールの目的に対し、短期的な目標を明確化することによって、今私たちが向かう道筋が見えてくるのではないか?という想いがあり、その一案として、「村びと長屋を建設する」という目標はどうか?と提案させてもいました。すると、それをきっかけに、賛否両論さまざまな意見が飛び交いました。
※紙幅の関係から、掲載しませんが、記述したものがありますので、ご覧になりたい方は、
ヒデまでお声かけください。
ぐるぐる話が回る中で、参加してくれた方の中にも印象に残ったのではないか?と思うのは・・・、どんなことでも、実にさまざまな意見があり、立ち位置や背負っている状況によって、多様な意見・見解があるということです。
なので、わこう村の全ての人が納得する目標などはあり得ないし、全ての人が満足する催しを行うということも、やりようがないということです。
しかし、そうであったとしても、せめて、バザール運営の中核を担う人が「楽しい」と思えて、その楽しさが周りにとっても、気持ちよく広がっていくような状態を作りたい。「楽しいね」「やってよかったね」をつくりたい。
そうなると・・・
今までのバザールの「かたち」に捕らわれず、ある程度柔らかな構えで、今流のバザールを創っていくこと、
つまり、今ここにつどう人(特に中核を担う人)が、「面白そう」「楽しい」「やってみたい」と思える「かたち」を創っていく必要がありそうということ。
しかし、保育園として、「地域の方たちが楽しみにしているバザー品は残した方がいいのでは?」とか「わいがや亭のリサイクルショップはニーズがあるから残したい」とか・・・、
今までの「かたち」から抜け出せない理由もあって・・・でも、覚悟を持って、「今」に即した新しい「かたち」を創っていかないと、結局今まで通りに収まってしまう。
結局は、保育園(職員)がその覚悟を持っているのか?ということを、先ずは職員で確認する必要がありそうだ。

 

第二回バザールを考える会を受けて職員会議で・・

覚悟を確かめる前に、バザールの軸になる「バザールのポリシー」について職員なりに考えてみました。その都度の形の更新はあったとしても、軸がしっかりと確かめ合えていれば、立ち返ることが出来ると思ったからです。
しかし、みんなで自由に言い合って、出し切った後に・・・「出せば出すほど意味付けは出来るけど・・・今私たちが大事にしたい事って一言でいうとなんだろう・・・?」と悩んでしまいました。
単純明快に伝わる言葉が持てていないことに気付きました。そんなときに、「やっぱり私たちは“子ども”だよね!」という声が。そうです。保育園としては、やっぱり子どものことを一番に考えたい!子どもが豊かに育つために必要な環境づくりを!と、これまでの営みで多様な関りが生まれてきましたが、その軸は“子どもの為”です。その子どもから始まる、子ども中心の子ミュニティづくりがやりたいのだ!と確認ができました。

しかし、園長より

子どもを中心にした子ミュニティづくりは、わこう村和光保育園が掲げている理念(目的)であって、バザールの目的ではないのでは?という意見がありました。つまり、バザールは、その大きな目的に向かっていく「手段の一つ」であり、バザールだけで子ミュニティづくりをしようとするのは苦しくないか?
わこう村全体の営みの中で、色々なことを、みんなで協同・協働することによって関りが生まれるということを頼りに子ミュニティづくりをしている。それには、集まる場が必要だったり、次々に、「こんなことがしたい」という発想も出てくる。だから金も必要になってくる。そのお金を生み出すしかけとしてバザールがあるのではないか?
最近、保護者会以外のサークルや活動が盛んになって来たのも、ここに蓄えられた関係(繋がり)のネットワークの中で起こっている。そのネットワークづくりが子ミュニティ作りであり、バザールはその道のりの一手段なのではないか。

園長の話を受け改めて考えると・・・

純粋に、職員も、父や母と交じり合いたい!保護者同士も関係を深めて欲しい!

交じり合いたいけど、「関係作り」が目標として前面に出過ぎちゃうとちょっと押しつけがましいよね。
だから、やっぱり共通の目標があった方がいいのかな?

再び園長より・・・

ガチョウ・烏骨鶏小屋の先のトタン小屋(下小屋:保育園の必要備品が入っている倉庫)が老朽化している。そこを、新しく作り替えて、物置+人が集まれるスペースにするのは?
納屋付き長屋みたいな感じ?そこを、現役の保護者も村びともみんなが使えるフリースペースにするのはどうか?わいがや亭の別室的な感じで・・・
でも・・・つくるとなると収益金が必要になるよね?
なので、
⇒長屋を作ることを提案して、それが受け入れてもらったとして、その長屋(場・スペース)をどんな形にしていくか、バザールと並行して、みんなで考えていく。構想を練ることに時間をかけるという暫定的な決定をするのはどうか?

形としては・・・
今年は、今年でやれそうな「かたち」を試してみよう!
保育園としては、職員の店を4店舗から2店舗に減らします。
(現際は、正直屋・園児コーナー・小中学生コーナー・足湯・イベントコーナー)
加えて、母や父の店も1店舗にまとめるのはどうか?
それは、「全体の余力を生み出したい!」「職員(私たち)の余裕を生み出したい」という願いと、「保護者の“やってみたい”エネルギーを頼りたい」という想いからくる決断・提案です。
生まれた余力で、職員も保護者の店に気を配る余裕が増え、一緒に交じり合う手応えが味わえるのではないか?ということです。
※決定事項ではなく、あくまでも提案として。

第3回バザールを考える会

第3回バザール会議では、現役保護者の方達から、意見を頂きました。
※紙幅の関係から特筆しています。
・子どもたちの為にバザールは必要(買い物カバン作りも楽しんでいる。金魚も♡)
・父さんの様子が違うのも嬉しい
・職員の保育にかける時間が減ってしまうのは本末転倒なのでは?
・和光は、保護者の出事が多いから他の施設に入園したという声も聞こえる
(逆にそれが良くて選んでいる人もいる)
・親子で楽しみたい
・保育園の、職員や保護者(父さん・母さん)たちが無理している感じがした
・保護者同士の繋がりをバザールだけで結ぶのは難しい。土曜サロンを2回にしたらどうか?

また、職員から「今まで大変と感じていたこと」を伝えさせていただきました。まとめると、やはり、「関りが多様化・複雑化しすぎてしまい、信頼の及ぶ範囲を超えてきてしまっている」ことが根っこにあることで生じるさまざまな問題に、一つ一つ対処しているうちに、「やらなければならない」ことが増えてしまったということです。
以上をふまえて職員会議内容を提案させて頂き、最後に、1ページ目に記した通り、保育園の提案を試してみようということになりました。

尚、6月1日の保護者会役員会で、バザール運営委員会は例年通り、職員の代表+保護者会+卒園保護者の代表を軸に行うことに決定しました。

また、今後の見通しとしては、職員が小中学生コーナーや足湯、イベントコーナーを出店しないとか、おやじが、やきそばや揚げパンやピザの中からどれかをやらないとか、お母さんが、バザーやリサイクルショップをやらないとなった時に、もしかしたら、その店(その店の要素)を担ってくれる誰かが現れてくれることも期待しています。そうなった時には、その店を担ってくれるリーダーに、運営員会に参加してもらうことを確認しました。
そうやって、新たな参画者を招き入れられる余白を生み出し、新たな一歩を踏み出したいと思います。
また、卒園児・卒園保護者や学生ボランティアの方々の力をどのように頼るかは、保育園(職員と保護者)の出店の形がハッキリしてから、運営員会で考えていきたいと思っています

改めて、バザールを考える会に想いを寄せてくださった方々、本当にありがとうございました。みなさんにとって、居心地の良いバザールになるように、今年も企画から楽しんでいきたいと思います。

そして、また改めてご案内しますが、今年のバザールもよろしくお願いします。

まとめ ヒデ

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投稿者:wakoh-mura